PROJECT
01
砂防施設のための
管理用道路計画
- 暮らし
- 防災・保全
- 情報・技術
計画道路周辺は、砂岩から構成される丘陵性の段丘地形を呈し、北側には治山事業にて整備済みである法枠工が施工されています。計画道路は、土石流危険区域における砂防施設(堰堤)の管理用道路ですが、崩壊性斜面が散在するため、管理用道路構築による新たな斜面崩壊を防止する観点で地形改変を必要最小限としたルートを検討します。
MEMBER
防災・保全 道路防災課
-
平成9年入社
Yさん
-
令和5年入社
Sさん
-
令和3年入社
Nさん
-
平成8年入社
Hさん
やったこと
- 地表地質踏査
- UAV撮影から3D画像の作成
- 土石流施設を管理するための道路詳細設計
やりがい
地形が複雑である課題に立ち向かい、3Dモデルの柔軟な活用を通じて、任意の横断図を作成しました。横断図を導入したことで、沿道への影響範囲を適切かつ効果的に表現することができました。
新しい取り組み
計画された道路での3Dモデルを活用して詳細設計に取り組んでいます。
パブリックコンサルタントの強み
道路分野以外にも、地質や防災の分野との連携が強みです。斜面崩壊などの問題地形を最小限に抑え、道路の安全性を向上させることが可能です。
PROJECT
02
担当領域:
- #大型構造物構造解析
- #法面対策設計
- #3次元地形測量
- #CIM/i-Constraction対応
豪雨災害における
道路災害復旧工事の計画
- 暮らし
- 防災・保全
- 情報・技術
豪雨により覆道直上の斜面に雨水が浸透し、斜面中腹の脆弱な岩盤が緩み崩壊が生じたことで、覆道上に崩壊土砂が堆積し、覆道本体が機能不全に陥り、崩壊地には不安定な岩盤と局所的に100㎝を超える岩塊が残ってしまいました。崩壊のリスクを軽減させるべく、不安定な岩盤斜面を安定化させ、災害防止の対策工事を検討・実施しています。
MEMBER
防災・保全 道路防災課
-
平成9年入社
Yさん
-
令和3年入社
Wさん
-
平成8年入社
Hさん
情報・技術 測量調査課
-
平成7年入社
Tさん
やったこと
- 初動調査により現況把握、災害メカニズムの解明
- レーザードローン、3Dスキャナーによる現況測量
- 斜面の安定化を図る対策工の設計
- 崩壊土砂を対象とした覆道の耐力照査
やりがい
今回の災害では、被災地の現地状況と被災メカニズムを明確に説明することが肝要でしたが、3Dモデルを活用した説明資料により、業務を円滑に進めることができました。
新しい取り組み
急峻で凹凸がある複雑な地形や崩壊斜面をドローン写真を基に生成した3Dモデルにより、視覚的に可視化する新しい取り組みを実践しました。さらに、この現況の3Dモデルに計画した対策施設を重ね合わせ、対策イメージをより明瞭に提示しています。
パブリックコンサルタントの強み
複数部署(道路・構造・地質・測量)の連携力と柔軟な調整能力にあり、これにより業務を円滑に遂行することができます。
PROJECT
04
橋の維持・補修
- 暮らし
- 防災・保全
- 情報・技術
皆様の生活に欠かせない社会基盤である橋梁や大型構造物(トンネル、覆道など)の長寿命化および利用者の安全確保に向けた維持管理業務(点検、診断、補修設計など)を担当しています。近年、我々は新技術を積極的に活用し、ドローンによる橋梁や大型構造物の点検、3DCADを用いた補修設計(BI M/CI M)など、革新的な方法を取り入れています。これにより、より効率的かつ安全にプロジェクトを遂行し、社会基盤の維持と発展に貢献しています。
MEMBER
防災・保全 道路防災課
やったこと
- 橋梁の点検および診断業務に従事
- 現場点検作業の実施
- 点検結果の集計および分析
- 結果の発注者への説明と協議
- 施設の長寿命化および利用者の安全確保に向けた取り組み
やりがい
業務管理や調査作業は非常に困難ですが、安全にプロジェクトを遂行し、品質の高い点検結果報告書を提出できたとき、非常に達成感を感じます。また、この仕事を通じて多様な場所(離島など)を訪れ、美しい景観を楽しむことができるのも魅力の一つです。
新しい取り組み
跨線橋の点検プロジェクトにおいて、作業の効率化を実現するために新技術である打検機(こんこん棒)を採用しました。さらに、最近の新技術の発展に注目し、それらの有用性を検証し、導入提案を行っています。
パブリックコンサルタントの強み
総合コンサルタントとして、多くの異なる分野や専門家からなる部署との緊密な連携を通じ、業務を円滑に進めることができます。同時に従業員のスキル向上に寄与しています。
PROJECT
05
担当領域:
- #動植物調査・保全計画
- #保全対策検討・実施
- #CIM/i-Constraction対応
ブルーカーボン推進に
向けた藻場分布調査手法の取り組み
- 環境・自然
- 情報・技術
地球温暖化対策において、二酸化炭素(CO2)排出削減と大気中のCO2削減は極めて重要です。近年、海藻やその他の水生植物が水中のCO2を吸収する役割に注目されています。国の研究機関は、海藻の藻場を保全・拡大する取り組みの一環として、藻場の「CO2吸収効果」を調査しています。しかしながら、これまで海藻などの調査は従来、人間による近接視察に頼っており、これには時間と費用がかかる課題がありました。そのため、我々は遠隔探査技術(例: ドローンなど)を活用して、作業の効率化を図ることに取り組んでいます。
MEMBER
防災・保全 河川・海洋港湾課
-
平成7年入社
Yさん
-
平成5年入社
Sさん
-
平成25年入社
Sさん
環境・自然 環境調査課
-
令和2年入社
Kさん
情報・技術 測量調査課
-
平成17年入社
Tさん
-
令和4年入社
Mさん
やったこと
- 従来の手法による藻の調査
- 水質・泥質の調査機器を使用した分析
- 遠隔探査技術を用いた藻の調査)
- ドローンで撮影した画像の解析(オルソ画像生成)
- 水中ドローンで撮影したデータ解析(3Dモデル)
やりがい
新たな調査手法の探求は非常に印象深いものでした。高度な水中ドローンの操作技術と緻密な計画が必要な中、初回の試行では効率改善の成果を得ることができませんでした。しかし、初回の結果を元に水中ドローンの潜航経路やカメラ設定の調整を行い、2回目の調査でプロジェクトへの貢献を実感することができました。
新しい取り組み
「CO2吸収効果」の調査を効率化するため、従来のアプローチに加え、遠隔探査技術(ドローンおよび水中ドローン)を導入しました。水中ドローンを用いた調査では、藻や基質(ブロックなど)の撮影を行い、それを3Dモデル化し、藻の量・種類・付着生物・基質の状態などを評価しました。この技術の実用化には多くの課題が待ち受けていますが、私たちにとって大きな挑戦であり、成果に期待しています。
パブリックコンサルタントの強み
私たちの強みは、河川・海洋港湾課、環境調査課、情報システム課の3つの部署が緊密に連携し、各々の専門知識を結集して業務を効果的に遂行することです。発注者からは、適切な部署と人員が協力して効率的な対応を実現し、この姿勢が高く評価されています。さらに、未知の分野にも柔軟に対応できるため、ともに働く従業員の不安も軽減されています。
PROJECT
06
既設橋の耐震補強案と
橋梁架け替え案の比較検討
- 暮らし
- 防災・保全
- 情報・技術
緊急輸送道路上に位置する既設橋は、大規模地震発生時でも緊急輸送道路としての機能を確保する必要があります。そのため、我々は既設橋の耐震性能を評価し、必要な耐震補強案と架け替え案を比較検討し、対象橋梁に対する最適な対策を策定しました。
MEMBER
暮らし 橋梁構造課
-
平成4年入社
Oさん
やったこと
- 既設アーチ橋の耐震補強工法検討
- 3次元モデルを用いた橋梁架け替え案の構造検討
- 耐震補強案と架け替え案の比較検討、対策方針策定
やりがい
アーチ橋の構造解析モデルや山岳地形の複雑さに直面し、最適な解決策を見つける過程は挑戦的でしたが、自信を持って関係者に対策方針を説明できるまでに至りました。この対策方針が橋梁架け替え案として採用され、今後は詳細設計と架け替え工事が進行します。工事の完成を楽しみにしながら、達成感と充実感に満ちたプロジェクトに取り組むことができます。
新しい取り組み
既設のアーチ橋に対して、3次元モデルを活用した動的解析を実施し、耐震性能評価および耐震補強工法の検討を行っています。この過程で、耐震補強案として地震力を吸収するダンパー設置案や部材補強案を検討しています。
パブリックコンサルタントの強み
測量・地質・橋梁の複数部署との緊密な連携により、総合的な能力を発揮することが可能です。また、BIM・CIM技術の習得に注力しており、3次元モデルを活用し完成イメージを効果的に構築できます。
漁港は水産物供給基地として、様々な魚を陸揚げして流通する拠点となっています。陸揚げする対象魚種は海域により異なり、その手法も小型底曳き網、定置網、海面養殖漁業等、使用する船舶も異なります。しかし、経年経過と共に対象魚種の変移や船舶の大型化、老朽化により従来施設では漁業活動の作業効率が低下するなどの課題もあります。このため、漁港の利用状況から漁業活動の支援を行うために漁港施設の設計を行っています。漁港施設は防波堤、岸壁、物揚場、護岸、航路、泊地、道路など多岐にわたり、海洋施設として波浪解析なども行います。
MEMBER
防災・保全 河川・海洋港湾課
-
平成5年入社
Sさん
-
平成7年入社
Yさん
やったこと
- 漁港施設拡張事業の内、現地調査(路線測量、深浅測量)
- 波浪推算(波浪解析計算)
- 漁港施設の基本設計及び実施設計(岸壁、護岸、道路、泊地)
やりがい
自分が設計し、施工を完了した施設を実際に現地で見ると、感動と達成感が湧き上がります。その後、それが公表され、地図やGoogle Mapsに追加されるのを見ると、私たちの仕事が実際に地図に刻まれていることを実感します。
新しい取り組み
管内漁港では実績の無かった耐震岸壁の設計を行い、対象施設の機能を考慮した耐震性能を確保しました。
パブリックコンサルタントの強み
総合コンサルタントとして、現地調査は測量調査課と連携し、設計に関わるコントロールポイントを現地で共有しました。道路設計は道路・防災課が担当し、漁港施設の機能を踏まえて、道路線形計画から設計までを実施しました。協議も含めて各課担当者が対応することで円滑に業務を進めることができました。
農業用明渠排水事業で整備された河川において、縦断勾配の緩和等のために構築された落差工により水面差が生じ、従来上流域に遡上、産卵を求めていた魚類等への障害を解消するための整備計画であり、対象魚種以外の小型魚、底生生物が従来の河川形態と同様な自由に河川内を遡上、降下が可能な施設作りを目指すことを目的としました。
MEMBER
防災・保全 河川・海洋港湾課
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平成29年入社
Iさん
やったこと
- 流況調査:対象魚種遡上期での水深・流速等の調査
- UAV空撮:対象ヶ所の空撮、点群データの作成
- 魚道の設計:魚道工本体、護岸工等
- 魚道の完成形を3Dモデル化
やりがい
現況の河川や水生生物に最適な魚道は何かを試行錯誤しながら調査、設計を行ったため、施工後の完成した魚道を実際に見て、大きな達成感とやりがいを感じました。
新しい取り組み
現況の斜面や凹凸などの複雑で分かりずらい地形をレーザードローンにより測量し、3DCADで可視化を行いました。また、魚道の3次元モデルを作成し、3次元化した地形と重ね合わせることで、周辺地域の住民など、誰が見ても完成形をイメージしやすい説明資料を作成しました。
パブリックコンサルタントの強み
総合コンサルタントである当社として魚類、生物の生態や行動、構造物が環境へ及ぼす影響などの知識に長けている様々な課の担当者からの適切なアドバイスを参考にすることができ、正確且つ安全、的確な業務の遂行、成果品を完成することができることが強みであり、農業農村整備事業貢献している。
PROJECT
14
担当領域:
- #路線測量
普段、立ち入れない場所での測量
- 情報・技術
下水道計画の測量・交差する地下鉄路線を避けるため、正確な隧道位置での測量が不可欠です。その場合は、通常立ち入りが難しい場所へ小型四輪バギーを活用し移動することもあります。
MEMBER
情報・技術 測量調査課
-
令和元年入社
Kさん
やったこと
- 測量調査に係る作業全般
やりがい
私たちは下水道計画に関連した測量プロジェクトに取り組みました。通常ではアクセスできない営業時間外の地下鉄線路間での緊迫した作業となりましたが、大規模プロジェクトでの挑戦は大きなやりがいを感じるものとなりました。
新しい取り組み
業務では、通行止めの道路から10kmも奥まった調査現場に向かいました。途中、小規模な崩落箇所が多く、通常の車両では進入が難しい状況だったため、小型四輪バギーを導入し、現場までの移動を実現しました。
パブリックコンサルタントの強み
調査と言えばフィールドワークが不可欠ですが、社内にはこれまでに培った豊富な実績と経験豊富な専門家が在籍しています。また、総合コンサルタントとして、多くの分野のプロフェッショナルが身近におり、いつでも相談できる環境が整っています。この環境が当社の魅力であり、お客様に最高のサービスを提供するための強力なサポート体制となっています。